十一月二十一日朝から行ってきました。現地到着七時、曇り、南東の風、風速三メートル。平日なのに車がずらっと並んでいましたが、たまたま前の方にスペースがあったのでそこへ駐車。どこへ停められるかで釣り場までの距離が大きく違うのでこれはラッキーでした。
釣り場の方へ歩いていくと沖へ続く堤防の曲がり角付近にはかなりの人数がいたので、流木が堤防に跨っているあたりで竿を出すことにしました。ナブラはすでに沖の方で散見され遠くから見てもはっきりわかる程大きい飛沫を上げていた。否応なしに上がるテンションを抑えつつナブラがこちらのほうに来るのを待ちながらのんびりジグを投げていると、少しずつ近づいてきて周りの人達に段々釣れるようになってきました。
他の人が釣り上げるところを見るとサイズ的にイナダのようでしたが、それでもヒットした時の竿のしなりは凄まじく、傍から見ているだけでもワクワクしました。隣で釣りをしている人はイナダ、そして沖の方へ行っていた人達が帰ってきたところをみるとイナダどころかワラササイズの魚影が腰にぶら下がったり持っている袋に見えたりしていました。
そしてついにナブラは自分の前方に。距離が遠かった為せめて近くまで投げられれば活性の高い今なら喰いに来てくれるかもと思っていたらぐっと吸い込むような魚信が。ヒットにつながらなかったものの追いかけてくるかと思いリールをゆっくり巻いてみるものの何も反応あらず。
続けて何度も投げているとようやくヒットしました。思ったより引きが弱かったのでイナダかなと思いつつ、それでも釣れたのでどれくらいのサイズかワクワクしながら巻いてみると、海面まで来たところでフックが外れてしまい逃がしてしまいました。逃げていく姿が細長かったので恐らくエソとかいう魚だと思います。エソなら釣れても逃がしていたところなので、逃がす手間が省けた分ラッキーでした。
その後も何度かジグを投げみるものの魚信が二度あったくらいでヒットにはつながりませんでした。目の前に広がるのはナブラと鳥山、今日は天気のいい日にナブラと鳥山を眺めただけになってしまいました。
これから日を追うごとに気温が下がり、今日のような絶好の環境で釣りができるのもあとわずかなはずです。今のうちにもう一度大物といえるだけのサイズを釣り上げたいところです。
もし今日釣り場についてすぐに喰いついた獲物を釣り上げられていたら、間違いなく良いサイズだったでしょう。がっちり喰いついてからの引きが凄まじく、明らかに大物を思わせる力でぐいぐい引っ張ってきて、このままだと糸が切れてしまうと咄嗟にドラグを緩めたほどでした。今思えば上下にたたくように激しく強く引っ張ってきたように感じたのでひょっとしたらシーバスだったかも知れませんが魚種が何かなんて関係ありません。大物だったらなんでもいいんです。デカいやつを釣り上げたいんです。
ドラグを緩め少しずつ巻いていこうとしたらあの思い手応えが無くなっていました。糸が切れたかと思い軽いリールを巻いてみると、なんとサルカンが千切れていました。解れたところで糸が切れていたとかではなくサルカンが千切られていたんです。こんなことは初めてだったのもあるかもしれませんが、上半分だけ残ったサルカンを見た時の衝撃は魚の引きの強さも相まって強烈でした。
この千切られたサルカンは、いつも使用しているサルカンが手元になかったので急遽サビキ針についているものを利用したものでした。アジ、サバ、イワシなどを釣る仕掛けに使われていたサルカンだったから強度が足りず千切れたのか、それとも前回釣り上げた82センチのシーバスとのやり取りの際にすでに消耗していたから千切れたのかはわかりませんが、その場しのぎで用意した部分が原因で貴重な大チャンスを逃してしまったので悔やまれます。これを経験則にして次回は普段使用しているサルカンへ交換してから釣行に出かけた方がどんな結果になっても納得できるので良いかもしれません。
逃した魚は明らかに大きかったです。
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