82センチのスズキを持ち帰る時に考えたのが捌くのを人に頼むか自分でするか。折角自分で釣ったんだし、普段料理をしない自分がこんな大きい魚を捌くチャンスなんてそうそうないと思うので、時間もあるし挑戦してみようと思いました。
家にはたまたま自分一人だけ、時間はたくさんあるので落ち着いてまず家の人に鱗取りがどこにあるのか電話で聞くことから始めました。こんなレベルなのにスズキを捌くことに挑戦してみました。
このサイズのスズキはまな板からはみ出るので、流し台に直接おいて鱗取りしました。取り残しがないように触って確認しながらさっと済ませます。次に頭の切り離しです。胸ビレと腹ビレを直線で結んだラインでヒレごと落とします。この時もちろん背骨を切断することになるのですが、これがまぁ硬くて苦労しました。家の料理人がいうには身以外のところはあら汁にするとのことだったので切り離した頭は別の入れ物に寄せておきました。
次に内臓の取り出し。ここからはユーチューブで動画を見ながらやりました。うまくいくコツみたいなことも併せて教えてくれたので非常に助かりました。腹を裂いて内臓を取り出すときに肝と立派な卵があったんですが、刃を誤って入れてしまった為、何かやりようがあったと思うのですが廃棄することにしました。
そして浮袋。動画によると浮袋も食べられるらしく、コラーゲン満点でおいしいらしいので試してみることに。動画の指示に従って包丁を動かすだけで簡単に取れたので楽でした。
それから三枚おろし。魚を釣った時は自分で内臓まで取ることはしても三枚におろしたことが無かったので未知の領域です。動画によると魚の側面に切り込んでいく時の目印になるようにラインを引くつもりで骨に沿って薄く切れ込みを入れていきます。まずこれがよくわかっていなかったので手こずりました。体側面を触って硬い部分の少し上に切れ込みをつけてみました。切れ具合を見ながら背中を深く切っていくと骨にあまり身を残さずに背骨まで到達。腹側も同じような要領で行い半身の切取り完了。反対側も同じ要領で切り離しました。初めての三枚おろしは骨に少ししか身を残さなかったので上出来でした。
動画ではここから更に腹骨の取り方も説明していたので、真似してやればできるかなと思ったのですがうまくできなかった為断念し、切り身は水分をふき取りキッチンペーパーに包み冷蔵庫へ。あらも別の入れ物に入れて冷蔵庫へ。流し台を洗って終了しました。鱗取りから一時間も経過していました。魚一匹に随分時間がかかってしまいましたがかなりの達成感を得ることができました。
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